わかるための手がかりとして。
わたしは占いについてはいろいろ講座をやらせてもらっています、
なんでだろうと考えて、
まずは仕事としてお金のためというのはあるんですけれど(すみません...夢のない話で...)、
実は占いのセッションと同義に考えているところがあります。
自分のことを一番知っているのは自分なんですよね。本当は。
例えばわたしが「あなたは◯◯ですよね」とお伝えしたとしても、その人の中になんとなくでもその感じがないと伝わることはありません。本当はなんとなくでも、わかっていらっしゃるんだと思う。
ただ自発的には該当する言葉がわからないことで認識できなかったり、
自分の中に矛盾を抱えている方だと、その矛盾を認められなくてスルーしようとしていたりします(だから苦しくなる)。
そういうところをちゃんと認識するヒントを与えてくれるのが占いなのかなって思うんですよね。
自分のいつもの主観とは別の観点から捉えるためのヒントというのか。
自分でわかるのが本当は一番正確で早くて効果的なんじゃないかって。セッションとしても。
わたしはそのためのパーツを講座でお伝えしているんだと思っています。
(あ、もちろん、占いとしての基本事項はしっかりとお伝えします。自分以外の方のことも占えるように。)
たとえば「変わりたい」と思う方がいらっしゃるなら、
変わるために必要なのは自分のことを知ることなんだと思うんです。
自分の癖や、やりがちなパターン。
そういうのって人間そのものが変わらなくても、意識することで行動を変えたり対処の仕方を考えたりすることはできます。
絶対に一生そのままなんてことはない。
と、自分のパターンを知った上で逃げるというよりはそこを上手に乗りこなしていくことで、人生が開いていくというのもあると思っています。
(これはわたし自身が検証しきっていないのでなんともなんだけれど、成功している人は案外星のとおりに生きているらしいということを聞きます。多分それって、自分の持っている資質をフルで使っているということなんでしょうね。)
その上で人と比べない、かな。
人と人は違うということが占いがお伝えできる一番基本的なこと。
それはよいわるいではなくて、ただ「違う」だ。
世の中の常識とされていることの範囲にもとらわれなくていい。
社会で生きる上でのルールはルールとしても。
わたしはセラピストさんややヒーラーさんではなくて、ただの占い師です。
だけど、自分自身で自分のことを認識することって多分セラピーに繋がることなんだろうとも思っているんです。多分。
だけどそれぞれの方の生活には優先順位はあるから。
正直なところ占いの勉強が時間がかかってめんどくさいものであることは確かなので、すべての方に勧められるものとは言えないよねとも。
そしてどちらかというと考えることが好きな方の方が向いているのかなという気もしています。
その前に、今の自分と生活が楽しくて日々を納得して生きている方にはそもそも占いは必要ではないんですよ。
それはそれでよいことだと思う。
なかむらかえる
星とカードと手のひらと。
うっかり等身大で歩きだす、そんなお手伝いをしています。