阿久悠が好きなのかも。
「からだの傷なら治せるけれど 心の痛手はいやせはしない」
これ、沢田研二の「時の過ぎゆくままに」という曲なんですけど、
本当にすごいフレーズだと思うんです。1975年。
心の傷はいやせないということはないけれど、とても時間がかかる。
これは実感です。自分についても、お客さんのお話を伺っていても。
たとえば失恋のお話でも、まだ自分の心が穏やかになりきれていない時に「次」ってわりと難しい。
自分がひとりでもある程度は楽しかったり幸せだったりする状態から。
ある程度回復してからなんだよね。
だからすごいことじゃなくてもいいから、楽しいことしてようよって思う。
わたしの一時期の回復の手助けをしてくれたのなんて少女漫画(しかもちょっとエロいやつ)ですからねー。
でも疑似恋愛みたいなときめきがあって、小さな春みたいだった。
あれがなかったら、多分わたし、すさみつづけたままだった。
沢田研二の曲と書いてますけど、作曲は阿久悠です。
阿久悠すげー。
Wikipediaで代表曲など調べていたら、デビュー曲(A面)はモップスの「朝まで待てない」だった。
これも胸をかきむしられるようなすごく好きな曲で好きな歌詞。
なんとなくうれしい。
阿久悠はおびただしい量の曲の作詞をしていて、
「朝まで待てない」なんてのは実感を匂わせるような曲だけれど、
すべてが実体験なわけはないだろうし、
はるか昔、確か山田詠美が「わたしは作家なので、ひとつの経験から100の物語を作れる」とか書いていたのを読んだことがあって(でも昔だから自信ない。うそついてたり誇張してたりしたらごめん)、
多分そういうことなんだろうなと思った。
作詞家としての阿久悠。
昔の歌謡曲が好きなんだよね。
いまだ昭和をひきずっています。
あー、全然占い師チックなこと書けず。なんかすいません。
占いはちゃんとやっておりますぞ。ほんとほんと。今後ともよろしくお願いいたします。
内容には一切関係がないけど、先日ぽちっと火を灯してくれた小さなお花。
なかむらかえる
星とカードと手のひらと。
うっかり等身大で歩きだす、そんなお手伝いをしています。