9から10の流れ
タロットカード。
わたしは何人かの先生に教わりましたが、
先生によっていろんなアプローチがあるなというのは実感します。
たとえば絵に書かれている象徴、元になっていそうな神話などをたどるとか、
カードに対して自分が抱いたイメージ優先とか、
いろいろあるのだけれど、どれも間違いではないと思っています。
わたしはカタカナに弱いもので、モチーフになっていそうな神話などが覚えられず…。
大変にお恥ずかしい。
わたしの場合は自分の中にそれぞれのカードに対するなるべくシンプルなキーワードは入れて、あとは他のカードとの組み合わせてアレンジしていくというやり方でやっていると思います。
プラスいろいろありまして、
重要視しているのはカードの流れでしょうか。
たとえば
「0.愚者」は可能性はあるけれどまだ何も始まっていない
↓
「1.魔術師」はスタート。
↓
「2.女教皇」は一旦止まって理性、知性で見直し。
…みたいな。
なんとなーくでも流れを掴んでおくとカード1枚1枚の位置づけがわかります。
および、
カード22枚あるうち、
前半は個人的な自分自身の力でなせることとするならば、
後半はそれだけではとどまらない世界
…とかね。
あとは数もわりと重要視しています。
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少し前のこと。
あらためてタロットカードについて見直したいと思って、中野トナカイのまついなつき先生のタロット初級講座に参加してきました。
もうなんというか、脳が酸欠やら筋肉痛を起こすくらいの濃い講座だったのですが。
その中で印象が残ったのは「9.隠者」から「10.運命の輪」への流れの話。
「10.運命の輪」というカードは現実的な成功であり。まあパチンコでいうならスリーセブン、大当たり状態。
ですが回転が止まらないゆえに自分ではコントロールできない、下手をすると自分自身のプライベートさえ奪われてしまうという状態だったりすることもあります。
それが世俗に生きる人としてベリーグッドかどうかは別として、その前に必要なのは「9.隠者」の段階。
「9.隠者」は一人きりの世界です。だけれど一人でとことん好きなことのために時間を使うということ。
以前にも似たようなことを書いたかもしれない。
占星術でいうなら10ハウスが肩書の場所、社会での完成の場所でもあります。
でもその前には哲学・理念・非日常を表す9ハウスでの冒険を通過した理由付けということが必要なんですよね。やりきって進む。
9から10の流れ、タロットも占星術も似ていてとても面白いと思う。
そして案外普遍的な話だとも思う。
成功ということにフォーカスするならば、成功のための成功ではない。
やりきったその先のもの。そこには基本濁りはないのではないか。
(わたしの中でこの「9.隠者」から「10.運命の輪」のイメージって山下達郎なんだよねえ。)
ちょっと違うかもしれないけど、調子のよくない時は休みましょうね。
※6/19(金)夜のタロットカードのワークショップですが、未だお申し込みありませんでして。一応前日の6/18(木)いっぱいまでお待ちして開催するかどうか決定するのがよいのかな?迷っている方いらしたらこの機会にぜひ。