つかまっしゅ氏との往復書簡 その2(2019年10月)
2019年10月、友人であるつかまっしゅさんとメールにてこんなやりとりをしました。
お仕事としてご相談をうかがいつつ、占星術の観点からお答えさせていただきました。
時間は経過しましたが、つかまっしゅさんの了承を得て、その時のやりとりを公開します。
こちらのやりとりを踏まえて、往復書簡セッション(いわゆるメールセッション)を開始することにいたしました。受付開始しています。→☆
つかまっしゅさん:
(2019年10月14日)
お返事ありがとうございます。
「公平・平等」が大きなテーマで、満足に繋がってるっていうこと、
たしかに~。なんか、組織とか社会って完全に公平なんてありえないけど、
その中でも自分が公平なまなざしを持つことが、暮らしのテーマでもあります。
いつの間にか、自然とそういう考えになってましたね。
「この人たちのために」ってのもよくわかり、
前の職場(金融の接客)も、「目の前のお客さん」や、「しんどそうな同僚」とか、
具体的にこの人、って人がいたからがんばれたんです。
いまは、目の前にお客さんがいる仕事ではないので、そこが楽でもあり、しんどいところかも。
いわゆる「現場にいたい」タイプだなって思います。
ソーシャルワーカーになって誰を手助けしたいのって聞いてみると、
「13歳の自分」もしくは、「あのころの親」なんですよ。
今になってわかるんだけど、13のとき父が亡くなり母子家庭であらゆる面で厳しい状況だったのに、
助けを求める手段を知らなかったのですね。それは母もそうだし、自分もそう。
その後自分はなんとか自分は生き延びたけど、
「あの時、適切な手助けがあったら、ずいぶん違っただろうな。そういう人って今もいるんだよな」
って思うから。
それと同時に、最近よく思うのは「亡くなった父が娘に望むことってなんだろうな、それが「人生の第二章」のテーマになるんじゃないかな。ってことです。
亡くなった人の観点を想像して、素直に思ってみると、父親が娘に望むことって
「なんの役に立たなくてもいいから、幸せに。自分を大事に、ただ笑っていて」だったりする。
ずっと「何かの役に立たなきゃ」って思いでがんばってきたけど、
そして達成できなかったことに対しての後悔も確かにあるけど、「もう充分やったじゃない」とも思うんです。
その時なりのベストを尽くしてきたじゃん、と。
10月に入って、突然「あら。職場の近くに芸術の学校があるんだ。好きな講師が、人生に役に立たないことを、教えるともなく教えてくれる場所。いいなぁ~~」となりまして、笑。
資格の勉強も面白そうではあるけど、無駄で、誰の役にも立たなくて、ただ自分が無心になれるよーなこと、やってみてもよくね?って気もするわけです。
それがかえるさんの言う「冒険」であるなら、納得です。
そして「長い目で見て自分がどんな生き方をしていきたいか」ですね。
すっごい抽象的だけど、小沢健二の「ラブリー」みたいな、
子供のころ、りぼんの発売日が待ち遠しくて家から小銭にぎりしめてダッシュしたときみたいな
軽くてたのしいイメージです。
つかまっしゅ
かえる:
(2019年10月17日)
つかまっしゅさま
すごいね。
ああーって思った…。
つかまっしゅさんにとっては誰かのためにがんばることはいくらでもできることだし、それ自体が心の安定でもあるんだけど。
そこまでと言えば多分そこまでなんだ(ごめん)。
これはベーシックな部分を表す月が目の前の誰かに応える6ハウスというところにあるからなんだけど、
月のすることはできることだけれど、発展性はないんです。
> 「なんの役に立たなくてもいいから、幸せに。自分を大事に、ただ笑っていて」だったりする。
つかまっしゅさんはそれができる方で、そっちを向いていくことが大切なんだと思います。
目的を示す太陽は1ハウスという「THE 自分自身」という場所にある。
そうなると、自分自身そのものを生きるということが満足の秘訣となるけれど、
それは職業そのもので表現することではなく、だけれど逆にどんな職業でもできることでもあるはず。
そういった部分がこれまで眠っていたならば、これからどんどん呼び覚まされていくことになりますよ。
冥王星が通過していくことで。
(静かに時間をかけて塗り替えていく冥王星:太陽系の果ての果て)
射手座に今の気分を示す進行の月がいるのは約2年半。
その間は冒険、役にたたなくても無心になれることの方に気持ちを向けていてもよいかと思います。
その進行の月はあと半年ぐらいで仲間・未来を表す11ハウスへ移動していきます。
冒険しながら仲間を作っていくうちに、改革を表す現在の天王星が生きる目的の太陽に刺激を与え、居場所の4ハウスを変えていく。
2021年から22年ごろ。
社会福祉士の勉強をするとして、今気分が乗らないならその後に本腰を入れてもよいのかもしれません。
この2年半をすごしたあとは、進行の月は山羊座に入ります。
山羊座は実利、結果を表す星座。
そうなると気分も現実的に結果が出せるかどうかということに変わっていきそうなんですよね。
今の冒険を経たあとはより視野が広がっているでしょうから、他の選択肢も出てくるかもですが…。
> そして「長い目で見て自分がどんな生き方をしていきたいか」ですね。
> すっごい抽象的だけど、小沢健二の「ラブリー」みたいな、
> 子供のころ、りぼんの発売日が待ち遠しくて家から小銭にぎりしめてダッシュしたときみたいな
> 軽くてたのしいイメージです。
抽象的でいいんです。
これから決めていくことは、今後のつかまっしゅさんの道を作っていくことになります。
自分自身のキャラクターで勝負していくようなところも強くなっていきますから、「こうありたい」をまずイメージすること。
今後1ハウスという場所に土星、さらには恩恵・広がりを表す木星も入っていくことで、社会性はついてきます。
冒険。まずは幅を広げるところから。ぜひ。
なかむらかえる
往復書簡セッション(いわゆるメールセッション)、開始しています。
往復書簡セッションはずっと記録に残るもの。
たとえばお誕生日の記念や、ターニングポイントと思われる時など、これからのメッセージとしてご利用ください。
主に西洋占星術を、必要があればタロットも使って、これまでとこれから、そして現在地の意味を読み解いていくメニューです。
まずは現在の状況、ご相談をうかがいつつ、二度のやりとりからより相談者さんの今に沿った言葉をお伝えしていきます。
いただいたメールからの流れを最終的にひとつのファイル(pdf形式)にまとめてお送りします。
紡がれていくストーリーを、長きに渡って味わっていただければと思います。
詳しくは以下のページからどうぞ。→☆