つかまっしゅ氏との往復書簡 その1(2019年10月)
2019年10月、友人であるつかまっしゅさんとメールにてこんなやりとりをしました。
お仕事としてご相談をうかがいつつ、占星術の観点からお答えさせていただきました。
時間は経過しましたが、つかまっしゅさんの了承を得て、その時のやりとりを公開します。
イラストはすべてつかまっしゅ氏自身が担当
まずはPart1。
Part1、Part2合わせてなかむら約2,700字です。
往復書簡セッション(いわゆるメールセッション)、開始しています。
往復書簡セッションはずっと記録に残るもの。
たとえばお誕生日の記念や、ターニングポイントと思われる時など、これからのメッセージとしてご利用ください。
主に西洋占星術を、必要があればタロットも使って、これまでとこれから、そして現在地の意味を読み解いていくメニューです。
まずは現在の状況、ご相談をうかがいつつ、二度のやりとりからより相談者さんの今に沿った言葉をお伝えしていきます。
いただいたメールからの流れを最終的にひとつのファイル(pdf形式)にまとめてお送りします。
紡がれていくストーリーを、長きに渡って味わっていただければと思います。
詳しくは以下のページからどうぞ。→☆
つかまっしゅさん:
(2019年10月14日)
かえるさん、こんにちは。
質問です。最近転職をして、時間と気持ちに余裕ができて、
「なんか勉強したいな~」という気持ちになりました。
過去のことをあれこれ振り返って、仕事に結びつくような資格(教職免許とか)を
取ってこなかった後悔があるな、だったら今現実に役に立ちそうな勉強するか、と
自分の興味の範囲内で色々と調べてみました。
最有力候補は「社会福祉士」って資格です。
簡単にいうと、ソーシャルワーカーの資格で、困ってる人の相談援助のための国家資格です。
理由は、今縁があって福祉関係の職場で働いているのと、10年間接客の仕事してきて、
やっぱり現場の仕事が好きだし、向いているし、一生できると思うこと、
「困ってる人の相談に乗って、解決策を提示する」という仕事内容に結びつく資格だな~と思ったから。
「一生働こう、そのためには資格あったほうがいいよね」という理由です。
なんの矛盾も無い、筋道通った話だね、と思うのですが、
「あ~~わたしはほんとは無駄なことをしたいんだよね」って声が、ちいさいけど確実にあって。
つまり、決めかねております。
占星術の観点から、わかることを教えてもらえたらと思います。
つかまっしゅ
【つかまっしゅのプロフィール】
39さい独身、都内のシェアハウスに住んでいる。
内向的で人見知りだが10年接客の仕事をし、最近転職して福祉関係の事務所で働いている。
満員電車が嫌すぎるので、朝6時に家を出て、会社そばのスタバでぼーっとするのが日課。
(悩むつかまっしゅ氏)
かえる:
(2019年10月14日)
つかまっしゅさん、こんにちは。
ご質問ありがとうございます。
なるほどー。
「勉強したいな」なんですね。
そして「社会福祉士」の資格。
占星術の観点からわたしができるお話をしていきますね。
大枠でいうと、ソーシャルワーカーというのは向いていると思います。
水瓶座のつかまっしゅさんにとっては「公平・平等」ということは大きなテーマだと思うから。やると満足感がある。
ただ、おおもとの部分で目の前の(なおかつ!愛を持てる!)人に対して応えていくということが大切な方なんじゃないかな。
社会福祉士はよいんだけれど、
勉強していく過程できっちり「この人たちのために応えたい」という顔が見えるほうがはまるんじゃないかなーとも思うんですよね。
「お年寄り」「弱者」という大きなくくりではなくて、「今の職場のあの人」みたいな。
ソーシャルワーカー、の枠の中でもより近くで役に立てるものも視野に入れるのもいいのかもしれない。
これがもともともっている資質的な部分から読めるところ。
(出生図)
太陽が「公平・平等」を大切にする水瓶座、1ハウスにあることで「自分らしく生きること」がテーマに。
月が身近な人を大切にする蟹座、6ハウスにあることで周囲に応えていくことに当たり前感覚が。
月はいくらでもできてしまうこと、だけれどそれだけをしていると何をやっているのかわからないことも。太陽の方向に意識を向けることで人生が活性化していく。
ただし、月はベーシックな自分でもあるので、月的なことをしてくことは自分自身を保つためには大切なこと。
太陽と月、どちらも大事。
今の時期的なものからも読んでいくと、
気分的な部分では射手座に入ったばかり。
射手座のキーワードは「自由・冒険・哲学・海外」とかね。
閉じ込められていたところからわっと飛び出したイメージ。地に足が着かなければ着かないほどグッドという感じ。
さらにはどちらかというと「自由な私として認知されることが大事」という雰囲気もある。
学ぶとしても社会福祉士にとらわれなくてもよいかと思うし、より自由なあり方で周囲と関わっていくのもよいかもしれない。
(気分が蠍座から射手座へ移動:明るいところへ)
つかまっしゅさん、ある意味人生の第二章に入りはじめたところのようなんですよね。
今はいろんな冒険をしてよいんじゃないかなって思います。
「私らしく」冒険しているうちに、つかまっしゅさんを取り巻く環境が変わっていくようなんです。
それと同時に、やるべきことを定めなければならない時期もきます。
これは2021年から2022年にかけて。
資格以前に「長い目で見て自分がどんな生き方をしていきたいか」の念頭に置くのもおすすめ。
そしたらそういうレールが敷かれていく、という時期でもあります(というより、他がはじかれていく。笑)。
なかむらかえる
(中心―出生図、二番目の円―進行図、外側の円―経過図)
・現時点の心境を表す進行図では2019年8月に月が蠍座から射手座へ移動したばかり(10ハウス)
―気分的にはこれまでは抜けられなかったしがらみ・所属から自由、冒険、向上心へ
・現在の天の星の位置を表す経過図では冥王星がアセンダント(1ハウススタート)を2019年2月から12月にかけて通過
・2020年1月にアセンダントを天の土星が通過
・2020年3月から11月に天の木星が通過
―アセンダントを冥王星が通過することでじわじわと大きく人生の方向転換、その後土星が通過することで、今後の方向性に具体的なレールを敷きはじめる。さらに木星が通過することでポジティブさが。新しいことにチャレンジする気力、実現力も強まる。
・2020年3月に進行の月が11ハウスへ。
―今目の前のことよりも、この先の未来へ気分が向いていく。
・2020年5月から2021年3月、出生図の太陽に現在の天王星が刺激を
―これまでとは違う学び、表現方法の変化。牡牛座天王星、物資、通貨、五感に関わる学びの可能性。そこから目的の一部改革が。
・2021年6月にはICを天の天王星が通過
―居場所、環境が変わる可能性も
・2021年1月に太陽に天の木星が重なる
・2021年5月から2021年11月にかけて太陽に天の土星が重なる
―いったん可能性を増やしたのちに、時間をかけて目的を絞っていく。
・2021年11月進行の月が12ハウスへ
―巣ごもりの時期へ
・2021年12月に進行の月が山羊座へ
―今後の人生への準備を人知れずはじめる。具体的に、現実的に。
・2023年8月進行の月が1ハウスへ
―気分的に生まれ変わるような時期。自分自身が前へ前へ。
(時期についてはそれぞれその少し前から影響があると思います)
★キーワードとしては
しがらみから自由・冒険・向上心へ
大きく人生の方向転換
今後の人生にレールを敷いていく
これまでとは違う学びから得られるもの
環境も変化の可能性
可能性を広げたうえで、目的を絞っていく
巣ごもりした上でさらに準備
今後のひとつのゴールは2023年8月へ