40もとうに超えて。
たしか孔子が仰ったのは「40にして惑わず(その前に)30にして立つ」。
小学生か中学生の頃からなんとなく自分の中にインプットされてきたけれど、
わたしが占いを勉強しはじめた時はアラフォーだったんですよね。ぎりぎり40前。
そのはずが時間はどんどん過ぎていって、アラフォーがジャストフォーティーになりミドルフォーティーになり。
気がついたらアラフィフ。
そんなついにはアラフィフなんですけれど、新しいことがはじまって、まっさらなところから毎日試行錯誤して整えていく日々のこのごろ。
人生ってほんとわかんない...。ていうかこの年になってもこれからまだまだなんだなとしか思えない感じがあります。ここにきて。
30にして立たなかったし、40で惑っていたし。
わたしについては40直前(確か38歳ぐらい)で大きな切り替わりがありました。
一応お勤めして貯金もしてて、なんかおかしなことになってたけど彼氏なのか彼氏じゃないのかよくわからない人が一応いた。
けど一気に全部なくなるできごとがあって。
その頃、人に勧められてはじめて一人で旅行なんてものに行ったんですよね。
そこでいろんな人との出会いがあって、それはその後関係としてはつながってはいないんだけど、
今まで知らなかった世界を知ったことで、自分の人生があらたにはじまったような感じがありました。
同時にもうこっちの世界にはいれてもらえないんだなと思った。
それから約10年。たくさんの波をおぼれたり乗り越えたり(その10年の間に貯金はきれいになくなった)、渡りきったかわからないけどまたあらたなはじまりがきた、と。
ちなみにわたしが全部をなくした時って、西洋占星術でいうなら出生図のアセンダント(1ハウス、自分自身のはじまり)を経過図の冥王星(死と再生の星と言われています)が通過したときでした。
自分自身のおわりとはじまり。
その約10年後のつい先日、そのアセンダントを今度は土星(踏み固めて形にしていく星)が通過したんですよね。
昔、西洋占星術の勉強会で教わったのは冥王星で変えたものを次土星が通ることで形にしていくと。
あの頃はじまったことはたしかに今につながったのか。
冒頭の孔子の言葉ですが、調べると「50にして天命を知る」ですって。へーと思う。天命とはなんぞやだけれど、
わたしは占いをやっている人で、今後占いをやめるということはないと思うけれど、ここで完全に自分の人生が決まる気はいまだにあまりしていなくて。
それでも今のあり方が続くのならうれしいし(好きな人たちと好きなことをしていて、占いという仕事ができることがしあわせ)、だけどそうじゃなくてまた大きななにかがやってきたとしても、それはそれで受け入れられるとも思う。
あの頃は自分にはなんにもないし、なにもできることはないなんて思ってたんだよね。
でもあれから10年。なんだかよくわからないことをやって、なんとか生きてます。
案外なんとでもなんとかなるもので。ならなかったらその時になんとかする。
多分これからだってそう。誰だってそれぐらいの力はあるってことを今のわたしは知ってる。
(ちゃっかり宣伝すると、「なかなかどう アトリエ kiChi」という場所がはじまりました。いや宣伝しかしていない…。その場所で占いをしたり教室を開いたり。この場所で相方のいけまさんはお人形を作ったり。5月に展示があるそうです。占いでも教室でも展示でも。みなさまのお越しをお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。http://nakanaka-web.strikingly.com/)
写真、苦手だけどわかってもらいてくて外に貼り出してみました。いまどきの美肌アプリはすごくて衝撃。写真はいけまさんに撮ってもらいました。
なかむらかえる
星とカードと手のひらと。
うっかり等身大で歩きだす、そんなお手伝いをしています。