「女性が輝くとかママの起業って、一体ホントはどうなのよ?」の勉強会に参加してきました。
昨日は占い師の水沢くらげさんプレゼンツ「女性が輝くとかママの起業って、一体ホントはどうなのよ?」の勉強会&座談会→☆ に参加してきました。
こちらの勉強会、第二弾ということで、今回は靴に関わるお仕事をフリーでされているくつのこさんという女性の方が主にお話されました。
面白かった。ちょっとメモを。
この座談会のあとでわたしの中に残ったのはが考えたのは3つぐらいのこと。
(1)くつのこさんのお仕事に対するスタンスややり方。
(2)起業といってもいろんなやり方がある。どうしてもそれで生計をたてるということにこだわりすぎる必要もない。ケースバイケース。
(3)「好き」を仕事にする、「自己実現しなければならない」って多くの女性が思っている気がするこの流れってなんだろう?
(1)のくつのこさんのお仕事に対するスタンスややり方について、いろいろ感じたんですけど、とにかくブレがない。場面場面で自我を通そうとするよりも仕事としてうまく流れることを考える。「本業」というしっかりした認識、だけれど「好き」だから続けられているのでは、という印象。
だけれどそもそもが靴がもともとお好きで関わりたかったというよりも、仕事で関わっているうちに愛情を持っていかれた方のようでした。
くつのこさんの場合は、入口はそこではなかった方なんですよね。
(2)のこと。
起業といっても、それですべて生計をたてようとする必要はあるのか。
正直、会社を辞めて自分自身で仕事するって大変だと思うんです。
主婦の方は103万の配偶者控除の範囲内の収入を超えるならば、いきなりどーんと稼がないとやっていけない金額というのが現実的に大きくなる。
そこまでやるためには、相当な時間と労力をつぎ込む必要が出てくる。そうなると生活を犠牲にする可能性も。
どこまでやるか、という問題。
OLさんでも普段のお仕事とのバランスってあるよね。
今回お話してくださったくつのこさんは別でバイトをずっとしていらっしゃるそうです。自分自身をよい状態で本業を続けるためにという、ここもブレがない。
(3)のこと。
これは座談会で出た話ではなくて、後でわたしが一人で考えていたことなんですけど。
くつのこさんは今はとても靴がお好きで、現在では「好きなこと」と「仕事」がつながっていらっしゃる印象を受けました。
ある種の方々にとっては理想形ともいえるのかもしれない。
ずれますが、
占いのお客さんとお話していて感じるのは、いつか何かやりたいと思っていらっしゃる方が多いということ。
今の仕事だけ続けていてもつまらない感じがするとか。
多分生きていく証みたいなものを持ちたいのかな。と思うのだけれど、腰を上げて特別な何かをすることはそんなに重要なことなのだろうか。そう思う瞬間があるんですよね。
かつてわたしはまんがが大好きで、子どもの時は学校行って帰ってまんが読んで。学校は好きじゃなかったけれどそれだけで十分満足だった。
普通に、でもきちんと仕事して、帰っておいしいごはん食べてテレビで野球観て。デートするとか。特別じゃないけど満たされるプライベート。
日常の生活の中で満たされると思えないのはどうしてなのか。
これは終身雇用制が崩れたこととも関係あるんだろうなというのは思う。
それぞれが自分にあった生き方、やり方をしていくのが一番スムーズなのでは、ということなんですけれど。
自己実現しなければ、好きを仕事にしなければ、特別な何かをしなければ、というのも、外からの声よりも自分自身のペースや満足度みたいなものをきちんと見つめた上で考えるのがベターなんだろうな。
稼ぎ方、仕事のやり方についてもそう。
仕事だけでなく、生活全体の中でどうしていれば満たされる感があるのか。
わたし自身としては「やりたいことがないけれど、なにかやってみたい」という方には、無理して特別ななにかをやろうとしなくていいんじゃないかというのと、
「これをやってお金にしていきたい」ということをはっきりお持ちの方には「とにかくやってみて考えたらいい」と思います。
助走期間をしっかり作るのがいいんじゃないかと思うんですよね。
お試し的にやりながら、自分に合ったやり方を考える期間。
お金にしていける技術をきちんと身に付けるって、楽なことではないし、仕事にするとなるとさらにしなければいけないことはたくさん出てくるので。
(ここはわたしの実感です)
いろいろ考えさせてもらえた、いい勉強会でした。
くらげさん、くつのこさん、お会いできたみなさま、ありがとうございました。
(二次会もおじゃましてみた。お刺身が豪勢!)