西洋占星術でできること。(たとえば小泉今日子さんのチャート)
西洋占星術ではこんなことできます、という感じのことをお伝えしたくて書いてみます。
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基本はその方の資質と未来予測、今後の展望などでしょうか。
ミーハーだなあと思いつつ、
2ch経由でキョンキョン(小泉今日子・以下敬略称)の出生時間が一応判明したので、
ちょっと読んでみますね。
★1ハウス太陽水瓶座に水星、アセンダントに合。
太陽は社会的プライド、水星は技術力、アセンダントは初期衝動。
現場を表すハウスは1ハウス。無自覚の自分自身そのものを表す場所です。
テーマは社会の常識にとらわれず、自分らしく生きることが目的。そのための行動と技術力が一致。
水瓶座は社会の枠の中で完成されたものを改革していくというサインです。平たく言うと「人と違ってていい」。
太陽に対して5ハウスで発展させる天体の双子座木星がアスペクト(関係性)を取ります。
5ハウスは自己表現の場所。
自己表現の場で自分らしく生きるという目的が発展しやすい。
水瓶座も双子座も、どちらも四元素は風。スムーズな発展です。
太陽にアスペクトしているのが木星というところを見ると、存在自体は型破りでも社会での活かし方は堅実な部分も。
(そういえば小泉今日子はこれまで一度も事務所を移籍したことはないですよね)
★月という天体は子供の頃に培われた感情や私生活というものを表します。
太陽が「こうありたい自分」ならば、月は「こうでしかない自分」ですね。
その月は6ハウスの現場に蟹座、1ハウス魚座土星と120度、9ハウス蠍座海王星と120度、7ハウス乙女座冥王星、天王星と60度。
水のグランドトラインがあります。共感能力が強い。
6ハウスは誰かのニーズに応える場所。奉仕の場所とも言います。
6ハウスに月のある方は「自分がしなければいけない」「してあげるのが当たり前」という感覚が強いです。
蟹座の月で愛情、やさしさで応えていく。土星とアスペクトで、自分自身の感情を抑えがちな傾向。
さらには乙女座の天王星・冥王星とのアスペクトで、自分だけのオリジナルなやり方で徹底的にという部分も。
寂しがり屋で愛情深くて思いやりもある。だけれど人に頼るということはできない方なのではという印象。ウェットだけれどストイックです。
学び、哲学、海外旅行などの現場の9ハウスの海王星と120度ということで、そういった世界と関わることで抑えを解放できるということも。例えば海外に行くと解放されるとか、読書の世界には耽溺できるとか。
海王星は夢、イメージ。また境界線を溶かす天体です。
天王星、海王星、冥王星といういわゆるトランスサタニアン天体がすべて月にアスペクト。
トランスサタニアン天体というのは、社会の枠を超える天体と言われています。
自分自身の努力で格闘しながら形にしていくのが土星まで。
その先、予測不可能な、自分だけの力というものが及ばない部分。そういったところを司るのがトランスサタニアン天体です。
もともとの資質としては思い通りにならないことには遭遇しやすく、それでもその部分を上手にバランスをとっていくこともできるという雰囲気でしょうか。
★これまでをまとめていくと、
公的な自分を表す太陽―理性的で常識にとらわれないが、活かし方は堅実。
私的な自分を表す月―感情的で繊細、自分自身の能力を超えたことに出会いやすいが、心情としては抑える傾向
公と私はかなり異質です。
もともとの資質としてはウェットでストイックな部分を持ちつつ、ドライで型破りなキャラクターをやっていく。
そして誰かに上手に甘えるということはできない、そんな人物像が浮かび上がります。
★最近50歳になったところなんですよね。
占星術では天体の年齢域というものがあります。
年齢域というのは、その天体が対応する年齢の10年間の雰囲気を示すというもの。
45歳~55歳は木星期。木星は双子座。四元素は風。
55歳~65歳は土星期。土星は魚座。四元素は水。
風→水。もともとの自分自身を表す蟹座の月と土星は同じ水の元素です。
そもそも水の元素の土星の方は感情をそのまま出すということに苦手意識を感じやすいのだけれど、年齢を重ねるにつれて上手にコントロールできるようになっていく。
土星というのは若い時には苦手意識として表れ、それゆえ長い時間をかけて取り組むことでその道のオーソリティーになれるという天体です。
小泉今日子の場合は年齢を重ねるにつれて、本来の自分自身(水)の資質に近い生き方がしやすくなるといえそうです。
もうひとつは魚座の土星は形のないものを形にしていくという性質があります。
より表面的よりも心情的に人の心に作用することに取り組む、ということも考えられるのではないか。
★奉仕の6ハウスに月があるけれど、収入の2ハウスと肩書の10ハウスには天体は入っていません。
お金を稼ぐことにも地位を築くことにもそれほどの関心はないが、
奉仕精神というのが子供の頃から根付いている。
お金に関心がなくても、働けばお金になるというのは普通のこと。
(出生図、ネイタルチャートです。)
★ここ数年の状況とその先の未来のことを少しみていくと、
今現在の体内時計を表す進行図の太陽(その年のテーマ)が2ハウス牡羊座、月(その時の気分)が3ハウス牡牛座。
3ハウスはコミュニケーション、お試し的なことをする現場。能力を伸ばしていくという意味も。
次の4ハウスは居場所、ベース。
安定できる場を固める前に、自分自身のペースで感覚に従って自分なりにいろんなことを試している。
★2012年春に2ハウス牡羊座でこれからの新しいテーマが始まっています。
形にならなくても新しいことを始めることが自分自身の生きる実感となる...という雰囲気。
出生図の時点で肩書を表すMCは蠍座。その近くには海王星があります。
海王星は夢、芸能、心の世界など...。一般的なわたしたちがイメージする会社員のようなイメージはちょっとはまりにくい。
(出生図と進行図を重ねたもの)
★今現在の空模様を表す経過図を合わせて見ると、
そのMCに対して、2014年年末に減らして確定する土星が合に。
これからの方向性が定められていった感じがはあると思う。
女優業を減らして、文筆業の方シフトしていく流れなのかな。舞台も出演されていますね。
より深くしていくために活動を狭めていく方向。
そろそろ太陽に対して土星が60度。
納得のいく仕事をするために、より意識して仕事を減らしていく可能性も。
2016年年末から2017年夏まで太陽に対して経過図の天秤座木星が120度。
8ハウスの木星です。大きな資本からのサポート、例えば受賞なども可能性。
ただこの方、社会的に認められるということには関心がないのと、もともと出生図で太陽と木星が120度。
今さらどうかしら...と思いつつ、進行図の月が4ハウスにあることを考えると、新たな自分のベースを作っていくために場所を作るとかどういったことに有効に使えるのではないか...とも。フットワーク軽く、いろんな分野の方々と交流できるような場所です。
事務所から独立して個人事務所というのはあまり考えられないけれど、より自由がきくように上手に立ち位置を変えていくとか。
(これは出生図と経過図―お誕生日の時のものを重ねています)
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…長いっ。
出生時間がわかると、かなり具体的なことをお伝えできるんですよね。
わたしは西洋占星術ではこんな雰囲気のことをやらせていただいています。
あとはお仕事の傾向や、結婚・恋愛の傾向、そういった機会のありそうな時期なども見ていきます。
絶対ではないんですけれどね。結婚・恋愛は相手も関わってくることなので、その方がご自身にとってどれだけの影響を与える方なのかということによっても変わると考えています。
現実の環境、関わる人がどう作用するかですね。
ご参考になれば。
「じっくりコース 30分」どころか「こってりコース 60分」かもなあ。もしかしたら。