なかえるブログこんにちは。(旧なかむらかえるブログ)

なかむらかえると申します。占う人。星とカードと手のひらと。うっかり等身大で歩きだすお手伝いをしています。主に吉祥寺にて。ご依頼あれば出かけます。

流れで、輪で、無

数のことを考えるのが面白い。

一応わたしは西洋占星術とタロットを使って占いをしています。あとちょこっと手相。
西洋占星術にはハウス(現場)、天体(意識)、サイン(色合い)というものがあります。
ハウス、サインは12から成り立っていて、その意味合いはとても似ています。
1、スタート(1ハウス、牡羊座
2、所有(2ハウス、牡牛座)
3、お試し、コミュニケーション(3ハウス、双子座)…。
(天体の数は10で、数としては12には足りないけれど、12サインに対応するよう意味合いはそれぞれ関連付けられています)

タロットでも数を絡めて考えるとこんな感じ。
1でスタート(「魔術師」)、2で「ある」(才能、直感力など―「女教皇」)、3の「女帝」は実り、発芽というイメージもあるなあ。

このまんま順を追って先の数をみていくと、西洋占星術の数の意味と一致しつづけるかといえばそうでもない。
そもそも西洋占星術が12という数で成り立っているのに対して、タロット(大アルカナ)は22枚だし。

だけど、どちらにも折り返し地点がある。
西洋占星術は7ハウスと天秤座。
タロットは11番の正義(ここはライダー版でいきますね)。
共通は自分だけの世界ではなく、他者の意識が入ってくるということ。

そして完成。
西洋占星術は10ハウス(肩書、社会での立ち位置、山羊座)。
タロットは21番の「世界」。

さらに面白いのは、どちらにもその先があるということ。
西洋占星術は11で社会の枠を壊し(11ハウス―公共の場、水瓶座)、12でなにもかもをとりこんで解体して無に帰す(12ハウス―闇、魚座)。
(「無に帰す」と書いているけれど、個人的には12ハウスに天体がある人は他者のサポートをしたり、陰ながら支えになったりすることが重要、魚座の人はなにもかもを取り込むがゆえに繊細で感じやすく、芸術家肌の方も多いという印象です)

タロットについては「愚者」というカードがあります。
このカード。
1番「魔術師」からスタートして21番「世界」で完成となると、0番の「愚者」はその流れからは外れた場所にいる。
本を読むと「西洋占星術」の天王星に対応」と書かれていて、社会の枠からはずれたオリジナリティということではふむふむと思う。
そして「0」という番号。0って「無」なんだ。
完成してできた輪はそのままだと閉じっぱなしで終わってしまう。風が通らなくなる。
新しい世界へいくためには、一旦輪を崩して無に帰すような作業が必要。
0番の「愚者」ってそういうことを表している部分もある気もするんだよね。
つまり西洋占星術でいう11、12の両方も引き受けるような。

(ごめん!本日も特にオチはありません…)



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