月と木星。
母親のことをあまりわたしは覚えていません。
特別子どもの時に可愛がられなかったということではなくて、
父親との関係の方が多分印象が強かったことと(父親の冥王星はわたしの金星に重なります)、
単にわたしが早く実家を出たというそれだけの理由なのですが。
父親との関係について悩む分、母親のことを考える時間は少なかった。
母親はわたしに薬剤師になってほしかったようでした。
あまり意味がわからないまま、高校では理系に挫折、文系の道をひたはしり、
まっとうなOLになろうとしたような気がするのですが、そこからも結局ドロップアウト。
これについては自分で占星術を勉強したら、「あーあ、そりゃそうかもねー」みたいなチャートらしいということもわかったので(ここはあえて説明しません。。。)、もういまさらよしとしよう。
でもわたしに娘ができたら確かに薬剤師、勧めるわ。。。今だったらわかる。
母親が亡くなったのは数年前。
離れて暮らしてはいたけれど、その時には間に合いませんでした。
入院してからも、あまり見舞いに行けなかった。
しばらく後悔していました。多分完全に後悔から抜けきることはないと思います。
しかしただひとつ。
父親についてはさんざんチャート(西洋占星術における出生した瞬間の図。その人本来の資質や傾向を示します)を見ていたのですが、母親についてはあまり考えていなくって。
亡くなってしばらくして、ようやく初めてチャートを見たのです。(見たことがあったかもしれないけど、印象に残っていなかったのかもしれません)
なんでいまさら気がついたのかと思うのですが、母親の月に対してわたしの木星が合でした。
月というのはその人の最も重要な資質、素のその人そのもので、ここを大切にしないと安定できないと言われている部分です。
木星は支援や寛容さ、幸運、楽観性を表す星です。自分では意識していない部分でもあります。直訳すれば母親の素の人格に対して無自覚に楽観性や寛容さを与えていたらしいということ。
救われた、と思いました。