みえませんけど読んでいます。
占いやっていると時々尋ねられることがある「視えますか」問題。
「視えますか」は例えば霊感・直感・チャネリング(?)的なことを尋ねられているんだと思うだけど。
わたしは一切視えません。こんなこと大きな声で言うのも占い師的にはどうなのよっと思いますけど。ほんっとわたし特徴のない占い師ですから。
タロット占いってある意味ストーリー作りなんだと思うんですよね。
このカードがこの位置で、あのカードがあの位置で。
だとしたらどんな風に組み合わさって、どんなストーリーが立ち上がってくるのか。
ストーリー作りとは思うけれど、わたし視える人ではないから、そのストーリーが目の前のお客さまの状況に合致するのかがわからなくて、「捏造してたらどうしよう」とびくびくしていました。
でも読むしかない。カードを。他になにもないんだから。
そうやるしかなくて、そうしていくのだけど、お客さまの話を伺うとそんなに頓珍漢なことには毎回なってないらしい。
そうしているうちに、要するにそれはわからなくても、目の前に出ているカードをちゃんと読んでいけば、それはちゃんとお客さまの状況に合致するものにはなるということなんだということに行き着きました。
確かにカードは何かを映し出す鏡のようなものらしく、自分の主観よりも、とっさにわからなくてもカードを信じてそのまま言葉を出していくほうがよほど目の前のお客さまに合致する話になる。
そんな経験はたくさんしています。
これはわたしだからということではなくて、はじめてカードに触れた方がひいたカードでもそうみたい。その方が読めなくても、わたしがご説明すると「そうなんだ」って。
わたしはやっぱり読む練習をしただけの人です。
スタートラインは0だったんだと思っています。
(一応ここから宣伝)
明日7/13(木)19時半より高円寺にて、タロット連続講座がスタートします。
残席3名です。
連続8回と多めですが、なるべく実際に読む練習をしながらカードを自分のものにしていこうという方針です。
本に頼らず自分の言葉で。
ぜひご参加ください。
(8月以降、土日開催もできるよう調整していますので、土日がよいという方も気軽にご連絡くださいね)
0番、愚者のカード。まずは新しい世界に飛び出す!ですよね。
なかむらかえる
星とカードと手のひらと。
うっかり等身大で歩きだす、そんなお手伝いをしています。