少し前ですが、観た映画のことを。
えーっと、「あれなんで削除しちゃったの?」と言われて、あれはあれでよかったのかと思い直して(&ちょっといい気になって)。
少し前、7月5日に見た「ムネオイズム」という映画を見た時の印象(メモ程度ですが)を載っけてみます。
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映画「ムネオイズム」@オーディトリウム渋谷を観てくる。本日最終日。
ムネオイズムのムネオは鈴木宗男。
2009年の衆院選の時の鈴木宗男を追っかけたドキュメンタリーで、その間ひたすらムネオは笑顔で走ったりがなったりしている。
そのアグレッシブさに体力のないわたしは「うわー絶対こんなめんどくさいことやりたくねー」と思う。
ざっくり雑感。
「この人壊れてる」と思った。これあくまでわたしの感覚が比較対象なんですが。
なんというか「私」というものが多分ないんだな。公私の「私」。
上映後のトークでもこういったお話ありましたね。
「私」がないから、この人が生きるにはあえて舞台を設定することが必要で。その舞台が選挙とか議会なのかなと。
その中で「鈴木宗男」という人を演ずることによってのみ生きている、みたいな感じなのではないか。とか。
…としていつからこの人が壊れていったのかというところも気になる。
(とか言って、わたし自身がどんだけ自分自身を生きているかなんてのも実のところわからない)
でもへんなファニーさとかチャーミングな感じがあるんだよなあ。この人。
映画もその後のトークも面白かったです。
ちょっとこの人のホロスコープも面白かったんだけど、これはもうちょっと考える。
(水瓶太陽に獅子冥王星オポ、太陽に対して天秤月がトラインの可能性。月に海王星合?ほとんど火と風で構成。でも妙なかわいさがあるのは魚金星に射手木星スクエア気味のあたりか。乙女火星はノーアス。1948年1月31日 北海道足寄郡足寄町生 出生時間不明)
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またなんとなく昨日(9月29日)考えていて。
思い出して気になったのは鈴木宗男の目かな。
人の目を見ないというのではないのです。見るか見ないかでいうとまっすぐ正面から常に見すぎというくらい。
なんですが、見ているようで対象を見ていない。見ていても「向き合う」ということをしていない。
「ほとんど火と風で構成」の「火」は「やるぞー」というモチベーション。「風」は理性。
ちなみに逆にほとんどない「水と土」の「水」は共感能力。「土」は地道さとか形にしていく力。
「火地風水」の四元素で物事は構成されていると西洋占星術では定義しています。(多分)
・唯一形にする「土」要素である乙女座の火星がアスペクトがない。
火星というのはざっくり「やる気」「活力」です。
緻密に形にしようとするやる気は他と繋がりがない。
ということは、何のためにやっているかということが認識しづらい。と、認識しづらいからどこまでやってもやりきった感がないかもしれない。
・月海王星合というのは、人の意識が無意識になだれこんでくるみたいな部分があって。
なおかつ天秤サイン。人の気分=自分の気分みたいな部分も。(しかしその分人に対してとてもやさしいはず)
ていうか多分、この人基本めっちゃいい人だ。(海王星合、冥王星セクスタイル、天王星トライン。さらには射手木星もセクスタイル)
天秤(風)のやさしさは情の不安定さではない。状況をちゃんと見て手をさしのべるやさしさだよね。プラス「誰にでも」。
・ついでに言葉は切れるし、主張は強い。わかりやすい言葉。(水瓶水星天王星トライン、火星オポジション)
・魚座金星は獅子冥王星と天秤海王星とでゆるくヨッド…。
直訳では「お楽しみ(と個人の魅力)は世代の意識と夢のためにしか機能しない」。
・コントロール・制限の星土星は個人天体には絡んでいない。自分をコントロールするということがあまり得意ではないかも。
・まずは人生の目的である太陽が冥王星オポジション、海王星トライン。
世代の意識と夢ががっちりかかわってくる。おっそろしく底力はあるし。
わたしは映画を観て受けた鈴木宗男という人の壊れっぷりみたいなものについてしか書いていないのだけれど、
この映画自体のスタンスが面白かったなとも思うのです。
持ちあげるのでもなく落とすのでもなく。フラットにただただそのまんまを見せるように追いかけて編集している。結果、いろんなものが浮き上がっている。
この映画、鈴木宗男自身はどう思ったのかなーというのが気になるところ。
なんかいろいろ書いているけれど、鈴木宗男という人が特別悪いホロスコープというわけでは全然ありません。
一人の人の中にいろんな成分があるのはふつうのことで、環境によってもその性質の伸び方はちがいます。
もしもこの人が大変だとしたら、時代とか大きいものとかかわらずにはいられない資質かもしれないというところかな。
と、それを日常だけではアウトプットさせきらなかった環境というものもあるはずだし。
そんなことをもよもよと。