みんなどうしているんだろう。
結婚して子供が出来てなんとなく疎遠になっていった女の子たちのことを考えていたら、矢野顕子さんの「いいこいいこ」という歌を思い出した。
おかあさんには休みがない。
わたしが「大人だって大人なだけじゃないんだよ。もともとは子供だったんだよ」ということに気が付いたのはこの曲を聴いた時だったかもしれない。20代。
わたしはお金がなくてもなんだかうっかり根無し草のように生きていて。それはそれでなまけもので責任とりたくないわたしには合っているかもしれないと思うし、自分の選んだ人生なので案外納得してやってはいるのだけど。
わたしとは違う種類の大変な時間を過ごしてきたはずの彼女たちが時々でも穏やかでしあわせなひとときを持っていたらいいなと、なんだか勝手に思う。一人でもいいし家族とでもいい。
きっと、あるよね。
家族の写真ベースで、なおかつ子供の近況のみが入った年賀状を頂くと、毎年返信に悩みます(事情はわかります…)。
「今年も一人で静かなお正月を過ごしています」…とか?困っちゃうよねえ。そんなの返ってきても。
独身中年女子にはなかなかトピックというものはない。
来年のお正月、もしも誰かから年賀状が届いたら、思い切って一言「占いの勉強しています」などと書いてみようかな。
「なにまたわけのわからんことを」と言われるかしら。また。